「愛と幻想のファシズム」より(1)
何日か前に読了した、村上龍著「愛と幻想のファシズム」より。 「それで、人間というのは、他の動物でもそうだけど、嫌いなことをやり続けると拒絶反応を起こすんだ、病気になるんだよ、トウジお前IBMのセールスマンになれるか?」 ...
何日か前に読了した、村上龍著「愛と幻想のファシズム」より。 「それで、人間というのは、他の動物でもそうだけど、嫌いなことをやり続けると拒絶反応を起こすんだ、病気になるんだよ、トウジお前IBMのセールスマンになれるか?」 ...
into the bargain = in addition “Zazie in the Metro”(Raymond Queneau) / 地下鉄のザジ(レーモン・クノー)より
“rage"という英単語がある。名詞としては「激情、激怒、憤怒」、自動詞として「怒る、暴れる」という意味だ。これを知ったきっかけは、Tumblrで見かけた以下の引用だった。 Do not go gentle into that good night. Rage, rage against the dying of the light. パッと見てすぐに意味は理解できなかったが何か心を捉えられた感があった。“rage"という単語を初めて見たので調べたところ、意味は先述の通り。 これはウェールズの詩人ディラン・トーマス(Dylan Thomas) の詩の一部である。でもTumblrの投稿にはOscar Wildeって書いたあったような記憶がある。それで最近までずっとこの引用元をOscar Wildeだと思い込んでいたんだから。間違いだったんだなあれは。 それはさておき、今日この詩について少し文献を調べてみたら、この引用に対して今までの自分の解釈が若干ズレていたことがわかった。以下は引用元の詩全体である。 Do not go gentle into that good night, Old age should burn and rage at close of day; Rage, rage against the dying of the light. Though wise men at their end know dark is right, Because their words had forked no lightning they Do not go gentle into that good night....