「引き寄せの法則」(ポジティブ・シンキングを兼ねる)の限界を示す分かりやすい説明。

 

ポジティブ面だけを見るのはどう考えても無理がある ポジティブな側面だけを見る、ネガティブな側面を見て見ぬふりする作戦がなぜ徒労に終わるかと言えば、ネガティブな面を無視し続ければいずれ器が満杯になり崩壊するからです。これも有名な話ですがコップの水の話、コップに水が少なくなった状態をまだこれだけあると言い聞かす、ゼロじゃないことにフォーカスするというのがポジティブシンキングだとすれば登山で死んでしまいます。水が少ないと判断し水を補充しなければ登山者は皆死にます。少ししか水がないと焦るから水をさらに補充するのであってただポジティブに捉えるという考え方は無理があるため崩壊します。この崩壊した時が引き寄せの法則の限界点です。

引き寄せの法則の本当の意味(算命学的解釈)

 

この説明は非常に現実的で、自分にとっては納得感がある。

これに似た概念として「思考の現実化」というのがある。「思考したことは必ず現実化する(できる)」、あなたの目の前にある現実はすべてあなたの思考が作り出したものである」という捉え方だ。個人的には6割程度は納得できる。しかし全面的には受け入れない。これも「引き寄せの法則」と同様に限界があると思うからだ。限界の理由も上記とほぼ同様である。

「そのようにしてあなたは自ら制限を作り出しているのです」とか言ってきそうだが無視。俺はリアリストなのだ。そもそも、この手の発言をする輩が、俺の人生に責任とってくれるわけじゃないし。

 

さて、「思考の現実化」をスピリチュアル的に延長し、すべてを「魂の学び」とする考え方がある。

「あなたが経験しているすべての現実は、あなたの魂が選択しているのです」「すべては魂の学びのためなのです」的なやつ。スピ系のサイトでよく目にする。これをさらに延長して「あなたか生まれてきた家系(自分を産んだ両親も)はあなたの魂が選んだのです」というのも目にすることがある。

 

 

これについては、控えめに言って、「うぜーな、知ったこっちゃねぇよ!」という感想だ。

 

「あなたに起こったことは、すべては魂の学びなのです」と宣う人物は、例えば子供を通り魔に殺された親に、同じことを言えるのだろうか?

または凄惨な児童虐待を受けている子供、またはそのような過去を持つ人に「あなたの親はあなたの魂が選んだのです」と言えるのだろうか?

 

「3次元の思考から離れてください。魂の世界ではそうなのです」なんつう返答が返ってくるかもしれない。非常に控えめに言って、「バーロー、クソ喰らえ!!」ってとこだ。

 

魂の世界がどうのじゃなくてな、こちとら地球上で3次元の肉体を持って生きてる存在なんだ。地球上では3次元ルールが最優先。(アセンションがどーたら、という話もここでは無視)どちらが真実かってことじゃなくて、「ヒトとして、そりゃーあり得ねぇよ」となった時点が、限界点なのである。

 

 


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