2022年2月イタリアの現実を、現地在住日本人が伝えている。

 

Video

 

最近国内では欧州各国で規制が緩和されつつあるような報道があったが、現地の実情はまったく違うとのこと。SNSなんかチラ見してると「海外では規制撤廃の動きがあるのに、日本は決断できない!だからダメなんだ!」といった論調が多い。君たちはまだ読みが浅い。

 

以下動画の発言より一部要旨抜粋。


規制緩和といってもスーパーグリーンパス保持者が、ほんの少し行動が緩和されるだけ。

未接種者が立ち入り許可されるのはスーパーと薬局だけ、他の商店は利用できない、バールやレストラン、郵便局もダメ(抜け道はあるらしい)、2月15日から50才以上摂取義務化。未接種者は仕事できない、年金ももらえないと。マスクはFFP2タイプでないとダメ(こいつが相当ヤバそう)。

イタリア全土で三分の一のホテルが閉館している。かろうじて営業しているホテルも宿泊客がほとんどいなくて閑古鳥状態、いつまで持つかわからない。レストランも全然お客がこない。

未接種者は行動を制限されているが、お店やレストラン側もスーパーグリーンパスのチェックによってトラブルが起きたり売り上げが減るのはデメリットなので、その辺は適当に対応するケースもある。政府の命令にひたすら従順に従う層と、反発して独自の方針で営業する層で二分化している。


 

…とまぁ、赤裸々な事実を伝えてくれている。最近のイタリアの実情については研究者 荒川宏氏のnote(*1)にも詳しく書かれていたが、動画で語っているのを聞くとさらにリアリティが迫ってくる。

カナダのトラック運転手の運動についてここでも話題になっている。欧州でも同類の動きはあるが、具体的な話題が聞こえてこない、ただヒントみたいなのはあったとか。14日のブリュッセルに注目。国内メディアはどうせまともに伝えないだろうけど。

 

それと、動画の最初の方では先日死去したリュック・モンタニエ博士(Luc Montagnier)について語っている。エイズウイルスを発見したノーベル賞学者である。当初ワクチン推進派だったが去年5月頃反対派に転向したらしい。そういえば最近の動きとしてHIVワクチンの開発のニュースがあったな。「そういうこと」なんだろうか?

 

動画は以下より。
“狂気のイタリア続報と悲しい知らせ【モンタニエ博士訃報】” イタリアの食卓 Miho’s kitchen

 

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【追悼】モンタニエ博士が急逝 ワクに警笛を鳴らし続けた

 

(*1) 荒川氏のブログより。

また、グリーンパスのためのワクチン接種後の有効期限の間隔は9ヶ月から6ヶ月に短縮されました。それでも疑問視せず、抵抗しない人が多いです。2022年1月17日現在、イタリアのワクチン接種者は81.9%。イタリア人の国民性は意外にもかなり従順です。

 

コロナ禍により世界中で経済も人々の暮らしも疲弊しています。「人は病だけでなく、経済でも命を落とす」という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。実際に現在進行形で人々の生活の破壊が進んでいるわけです。コロナ騒動を自分の利益の為に企図した少数の人間がいるとしても、結局のところ実際に人々の生活を破壊しているのは無意識的に騒動に自分から加担している人々ではないでしょうか。疑問を持たず、盲目的に従う行為こそが自分達の暮らしを破壊しているのではないでしょうか。

 

ディストピアを作り上げるのは、疑う事を知らず、命令、要請、多数派に従う一人一人の人間です。世界中で多くの人が自主的に放棄しているのは、自由であり、健康であり、命です。

 

コロナワクチンをめぐるイタリアの状況について

 

「疑う事を知らず、命令、要請、多数派に従う一人一人の人間」。こういうところは、イタリアも日本も大して変わらんな。イタリアでは大規模デモも起きてるから、違うところもあるけど。

 

この地獄絵図がいつ終わるのか、終わりが来ないのか、わからない。しかし終わったとしても、世界は決して2020年以前のようには戻らない、ということだけはわかる。動画を見て、もうEUに足を踏み入れることは生涯ないかもしれないな、と本気で思った。

 

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