Amazon CloudWatch AgentはLinuxとWindowsでかなり仕組みが異なるところがあるので注意がいる。
ディスク監視閾値の違い
例えば、ディスク使用率監視の閾値はLinux/Windowsで異なる。Linuxの場合、例えばディスク使用率70%超過でアラームになるとしたら初期値は0。(これが普通)。Winは逆で、初期値が100なのだ!まったく使用されていない時が100で、使い切ったら0になる。ゆえに、ディスク使用率が実際は30%の場合は70になる。(70に「下降」する)ややこしい…
ディスク使用率70%を超えたらアラームとする例
- Linuxの閾値:70より上
- Windowsの閾値:30より下
設定ファイル読み込み時の違い
Linuxの場合、以下コマンドでJSON設定ファイルを読み込む必要がある。Windowsはいらない。
$ sudo /opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/bin/amazon-cloudwatch-agent-ctl -a fetch-config -m ec2 -s -c file:/opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/bin/cw-agent.json
また、LinuxではJSON設定ファイルを複数対象にすることが可能だがWindowsはそれができない。
Linuxの場合、設定変更を行なった都度上記コマンドを実行するが、複数の設定ファイルが存在する場合は-aオプションの値が異なってくる。初回は-a fetch-config
とし、それ以降は-a append-config
とする。