SNSって誰をフォローするかも大きいけど誰にフォローされるか、も相当影響でかいんだなと思う。

もともとSNS嫌いだからほとんどやってないけど、Tumblrは例外で、ここしばらく依存症に近いくらい使っている。全然使っていなかった時期もあるんだけどね。今は諸事情によりヘビーユーザー。

当初はフォロワー僅か、だったが逆に好き勝手なことが書けた。Tumblrってテキスト投稿には向いてないと思うけど、それすら気にせずに画像だろうが音声だろうがテキストだろうが、好きなように投稿する。それがTumblrの良さ。

当初投稿するのは自分の写真が中心で、たまにテキストあり、リブログはあまりしていなかった。特にフォローしたいアカウントもなかったけどたまに癒し系とか懐かし系画像投稿したいから適当に複数アカウントフォローしてた。でも、楽しくはなかったんだよね。「たまにこっち系の画像ポストするのはいいけどそれメインでやりたいわけじゃないし、なんか違う気がするなぁ」と違和感を覚え始めて、フォロー解除した。

 

三島スカイウォーク

 

しかしその後、何がきっかけか覚えていないのだが、あるアカウントとその周辺アカウントをフォロー開始してから、めっちゃ楽しくなってしまった。それらのアカウントは毎日投稿しているけど、リブログせずにいられないような、何かしらカッコイイポストが必ずある。経由されたポストやソースをポストしたアカウントを追うとこれまたセンスが良くて、芋づる式に夢中でlike,reblogしてしまうのである。

Tumblrのすごいところは、オリジナルのポスト作成者じゃなくても、センスのいいポストで構成されたブログが甚大な価値を持つことだ。「あなたのセンスは素晴らしい、本当に尊敬する!」と叫びたくなるようなアカウントが複数存在する。まだ出会えていないブログもあるかもしれない。実際最近になっても、「こんなセンスいいブログがあったんだ!」と新たに発見することがある。(もちろんそんなときに直接メッセージを送ったりはしない。1%程度の例外はあるだろうが、Tumblrでは誰もそんなこと望んでいないのだから)

いいポストを集めたブログは自然にいいブログになる。オリジナルの作者かどうか、の区別はもはや意味をなさなくなる。いいものを発見してコレクションする、そのエネルギーが、見る人にインスピレーションや刺激を与えるのだ。それがTumblrの良さ。(二度目)

このことに気づいてから、俺は夢中になってしまった。Tumblr自体はずっと前からやっているのに、こんなに楽しいと感じたのは初めてといってもいい。

 

三島スカイウォーク

 

以上は「誰をフォローするか」による影響の話。ここから先、「誰にフォローされるか」について書いてみる。

少し前のある日、これまで細々とした件数だった、零細アカウントの俺の通知が飛躍的に伸びた。たまに特定のポストのリアクションが増加することはあったが、その日は過去にない規模の反響だった。「何かあったか?」と追ってみると、ある人気アカウントが自分のポストを複数リブログしてた。そこから雪だるま式にリアクションが増えたわけである。これにより、自分のブログのフォロワーも増加した。増加といってもその日に十人くらい、その後日に数人ずつ程度のペースだが。ちなみに先の人気アカウントにもフォローされていた。

しかし、正直あまりうれしくないし、逆に困る。「ある誰かが自分の投稿を見ている」ことを意識していると、書きにくいことが出てくるのである。画像のポストだけでみても、フォロワーにインフルエンサーとそのフォロワーがいると「何を投稿するか」について、これまで以上に他人を意識せざるを得なくなってしまうのである。それまでは「とにかく自分がポストしたいものをポストする」スタンスだったのに、他人にサービスするようなポストを挟んでしまうとか。実際その日以降、しばらくそんな状況が続いた。引き摺られてはいけない、と自覚しつつも、どこかで引き摺られてしまうのだ。

で、この状況はストレスなのである。つまり楽しくないのである。楽しくないTumblrなんかやりなくない。自分が楽しむためにやっているんだから、プライオリティの優位をそっちに戻す必要がある。…と、そのことを明確に言語化するためのこの投稿を書いた。

実はこの件と前後して、先の方に書いたセンス抜群のアカウントからフォローしてもらった。これは嬉しかったね。俺のポストはそんなにリブログしてもらってないけど、たまにリブログしてもらうとやはり反響がすごい。まぁこの反響ってのも良し悪しだけどね、まったく反応がないと寂しいけどデカすぎても疲れる、さっき書いたように、よくない影響受けることがあるからね。まぁこれって、リアルライフで人混みに出ると疲れるのと同じことだと思う。

 

三島スカイウォーク

 

で、最終的に言いたいことは。

リアルライフでもSNSでも、「自分の周囲に誰がいるか」の影響は非常に大きいのだ、と。

人間は誰でもエネルギーを持っている。エネルギーは、良くも悪くも他者に影響を与える。ある人間が、良いエネルギーを放出している集団の中にいればおのずとよい影響を受ける。逆もまた然りである。リアルライフだとそのことを如実に実感するが、ネット上でもそれは同様だ。実際物事はそう単純ではないから、他者からの影響の方向や質はモザイクのように絡み合っているイメージではあるが…

TwitterとかFacebookみたいにガチで言葉の応酬をするようなSNSは当然その傾向が強いと思うが、Tumblrのように非常に関係性が薄いSNSでもそういうことがあるんだな、と今更ながら実感した次第。

結論としては、Tumblrではいくつかのアカウントを本当にリスペクトしているけれど、自分の軸をずらさずにかつ一定の距離を保つ姿勢を貫くのが、長く楽しむコツだね。